社団法人小千谷青年会議所は2009年に誕生して50年という節目を迎えようとしています。幾多の素晴らしい事業を行い、多くの人材をこの故郷(ふるさと)小千谷に輩出して来られた、49名の歴代理事長を始めとした諸先輩方の熱い想いと行動力を引き継ぎ、またそれらを次世代の後輩達へ伝えるべく、第50代理事長としてこれから一年間、重責を担って参ります。
近年では7.13水害、中越大震災、中越沖地震など、誰もが予想もしないような自然災害を始め、この故郷(ふるさと)小千谷でも少子高齢化による地域の環境変化といった様々な問題があります。更には、いつ何が起きても不思議ではない混沌とした社会情勢が続いております。このような中で、我々が社会に対して、地域に対して何が出来るのか、何をしてその役割を果たしていくべきなのか、それらを真剣に考えた上で事業展開をしていかなければなりません。
時代の変化に伴い、昨年度の社団法人小千谷青年会議所は「原点回帰」をスローガンに事業の見直しをして参りました。そしてこれからは、地域や社会に必要とされる事を更に追求して、活動していかなければなりません。そのためにはメンバー一人ひとりが社会の未来、我々の地域の未来を創造して、考え、行動することによって成長していく必要があると考えます。
【故郷(ふるさと)を想う心】
今よりもっと故郷(ふるさと)を良くしたい、もっと住みやすく笑いに満ちた楽しいまちにしたい、そういった想いを持っている方がたくさんいると思います。我々JCはその想いを行動に移していかなければならない団体です。人口4万人、少子高齢化の進むこの小千谷でも「若手が頑張らないと」「若手がこの小千谷を引っ張って行かないと」といった声をよく耳にします。
では、そこで「我々JCは何をするべきか?」について沢山の意見や方法があると思いますが、私自身は、地域のリーダーシップを取れる団体になるべく、まず我々メンバーが意識を持って成長し、資質向上を目指すべきだと考えます。メンバー個人の成長が団体の成長に繋がり、そしてそれが地域の発展の一助になることを信じて活動していきます。
この日々変化していく社会情勢、地域社会に合わせて柔軟に対応し、行動していく「機略縦横」の精神で一年間頑張ります。
基本方針
- メンバー全員の資質向上
- これからのJCと地域の展望を考えた事業
重点事業計画
- 公益法人制度改革へ向けての準備
会員の総意を持った上での移行先を決めての準備。
- おぢやまつり参画事業
市民の方々と関わりながら、青年会議所としての参画方法の検証をし、今後のおぢやまつりにおける我々の事業展開を考える。
- まちづくり事業
地域の伝統と文化、そしてこれからの小千谷を想像した中での市民参加型事業。
- わんぱく相撲の開催事業
相撲を通しての礼節と相手への思いやりの心を育む。
- 教育事業
小千谷の未来を担う子どもに向けた道徳心を養う体験型事業。
- 深川共同事業
「友情・感謝・思い出」を柱にした交流事業の計画。
- 会員拡大事業
青年会議所活動を理解した上での入会人数の増加を計る。
- メンバーの資質向上
例会、講師セミナー、精神修練事業においての個人の資質向上。