【10月牛の角突き観戦をしました】

2019年10月6日(日)に小千谷牛の角突き10月場所を観覧してきました。今場所は、天皇陛下御即位記念、第34回国民文化祭・にいがた2019、第19回全国障害者芸術・文化祭にいがた大会を兼ねて東山・小千谷闘牛場で開催されました。
午前には、福生寺様本堂にて小千谷闘牛振興協議会 木島 良 様より牛の角突きの歴史や発祥、また観覧の楽しみ方、見どころをご講話いただきました。

1700年ころから岩手南部鉄を運ぶ牛をそのまま残していくという風習から山地また寒地に強い牛は、農耕として扱われていたといいます。そのため、二十村郷の闘牛は岩手の牛が9割とのことでした。日本には6県ほど闘牛が行われているが小千谷だけが国重要文化財とされております。牛の特性や戦う本能。また、全取り組みを引き分けとし、興奮している闘牛を引き離す勢子の役割や見どころを教えて頂きました。


正午を回って、場内へ移動し会場はあいにくの雨天でしたが、桃太郎3歳のデビュー戦から開戦し、迫力の前半を終えました。東山小の子供たちに引かれた牛太郎も印象的でした。中休みには小千谷東山小学校の児童による演奏が行われ、また当会60周年記念事業「世界遺産日光東照宮へ小千谷発祥の錦鯉奉納」についてPRの時間をいただきました。貴重なお時間をいただきありがとうございました。


後半戦は牛の年齢も上がり、さらに大きな体と角がぶつかり合う迫力は見ごたえ十分!当日は急に冷え込んだため牛にとっては、非常によいコンディション。勢子長の手があがり、牛の足に綱をかけ、引っ張る!対戦相手の牛の鼻を掴み、引き離す!闘いを終えても勢子が再び闘牛に鼻綱(ハナギ)をつけるまでは、ハラハラドキドキ。闘牛が落ち着いた直後、安堵からか会場からは勇猛果敢に牛をなだめた勢子たち、力と技を思う存分に出した両牛にわれんばかりの拍手がわきおこりました。昔から受け継がれている伝統行事が体感できるとても素晴らしい行事でした。


ご協力いただきました小千谷闘牛振興協議会の皆様、誠にありがとうございました。この素晴らしい伝統がこれからも末永く続くことをご祈念いたしまして、御礼の言葉とさせていただきます。
ありがとうございました!

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