中越大震災復興10年記念事業「結びの灯~感謝を胸に、未来へGO~」を開催しました

平成26年10月23日に中越大震災復興10年記念事業「結びの灯~感謝を胸に、未来へGO~」を開催しました。

中越大震災より10年が経ちました。自分がその日を元気に迎えることができたこと。震災後に全国の方から応援をいただいたこと。ボランティアさんや自衛隊・消防の皆さん方にこの被災地で復興に向けてご尽力いただいたこと。そうしたさまざまなことへの感謝の心を伝え、10月23日を私たちがずっと忘れずに語り継ぎ、そして今までの復興へ向けての応援に応えるべく、出せる限りの元気を出して未来へ向けて歩みだす記念の日として、この事業を開催させていただきました。

震災当時に避難所となっていた小千谷市総合体育館入口とコミュニティープラザには3,000個の灯篭を並べさせていただきました。どこまでも届く光の文字で「感謝」の文字を作り、私たちの気持ちを精一杯表現させていただきました。

また、灯篭には市民のみなさまからも思い思いのメッセージを書いていただき、並べさせていただきました。

メインアリーナでは「復興LIVE!!」と題して、AKB48によるライブを開催しました。AKB48には小学一年生の時に被災した佐藤栞さんがチーム8のメンバーとして在籍しており、また東日本大震災以降「誰かのために」プロジェクトで被災地支援活動を行っていることから、この「出せる限りの元気を出して未来へ向けて歩みだす記念の日」に復興の象徴としてライブをお願いしたところ、小千谷青年会議所の趣旨に賛同をいただき、無償でのライブ出演を申し出て下さいました。
当日は幼児や小中学生の親子を中心に3,000人の市民のみなさまにお越しいただきました。夕方5時56分には来場者、スタッフ、そして黒を基調にした特別な衣装に身を包んだAKB48のメンバーのみなさまとともに黙祷を行い、映像と共にこれまでの復興の歩みの10年を振り返りました。
その後、AKB48によるライブが行われ、「恋するフォーチュンクッキー」ではダンスの指導の後で会場と一体になって歌って踊ったり、また東日本大震災の復興の願いを込めて作られた「掌が語ること」、震災から10年という思いを込めて「10年桜」などが歌われました。
また、小千谷に来られたAKB48のメンバーのみなさんから、小千谷市民に向けて復興への願いを込めて灯篭に直筆でメッセージをいただきました。そちらもライブ会場受付付近に並べさせていただきました。

【出演メンバー】
佐藤栞さん、高橋みなみさん、渡辺麻友さん、島崎遥香さん、小嶋陽菜さん、峯岸みなみさん、木崎ゆりあさん、武藤十夢さん、高橋朱里さん、岡田奈々さん、西野未姫さん、大島涼花さん、大和田南那さん、向井地美音さん、川本紗矢さん

【セットリスト】
M01 ヘビーロテーション
M02 ポニーテールとシュシュ
M03 会いたかった
M04 恋するフォーチュンクッキー
M05 言い訳Maybe
M06 So long!
M07 掌が語ること
M08 前しか向かねぇ
M09 大声ダイアモンド
M10 心のプラカード
M11 希望的リフレイン
M12 10年桜
M13 桜の花びらたち

午後8時30分より「交流サミット」を開催しました。これはボランティアの方を始めとして、震災当時に小千谷に来て下さった方との交流を行い、改めて小千谷を直に見ていただくために開催させていただきました。神戸、東京、長野、福島など県内外約10名の方にご参加いただき、当時の思い出を語り合いました。
また、惜しくも参加できなかったボランティアの方からはビデオレターをいただくことができました。

大勢の方が色々な想いで、この10月23日を迎えたことかと思います。100人の市民がいれば、100通りの被災があり、100通りの10年があり、100通りの想いがあり、100通りの復興があるのだと思います。この日を、多くの人たちが今を生きていることへのさまざまな感謝の想いを胸に刻み直した「記念日」になれば幸いと思います。

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