京都会議に出席しました

去る1月19日~22日の間、京都国際会館にて開催された社団法人日本青年会議所京都会議に出席して来ました。

この京都会議は1966年11月に当時の皇太子殿下御夫妻の御臨席を仰いで盛大に挙行されたJCI世界会議とその翌年1967年1月に行われた社団法人日本青年会議所通常総会に起因する会議です。
この会議では社団法人日本青年会議所役員、各地青年会議所理事長が出席しての各会議の他、社団法人日本青年会議所が運動方針や活動ノウハウ等を直接全国の青年会議所メンバーに伝えるためのセミナー等が開催されます。

1月19日、20日には公益社団法人日本青年会議所の各会議、委員会等が開催されました。

1月21日には国際会館にてセミナー、フォーラム、各地青年会議所理事長による総会が開催されました。
メインフォーラムでは京都大学大学院教授の佐伯啓思による講演と対談が行われました。
京都会議メインフォーラムで対談をした佐伯啓思京都大学大学院教授
講演の中で佐伯氏は「不正に対して断固と立ち向かう姿勢が義。今の社会は利益優先になっている。『義』を貫くには利益を度外視することも時には必要。」と述べ、尖閣諸島での中国漁船との衝突問題での政府対応や、日本の安全保障体制を引き合いに出し、現代社会に警鐘を鳴らしました。

その他の個別セミナーでは「世界一受けたい授業」の「アハ体験」で有名な脳科学者の茂木健一郎氏、「サンデージャポン」「ひるおび!」「スッキリ!!」などのコメンテーターで有名な弁護士の八代英輝氏、「ミヤネヤ」のコメンテーターで有名な経済評論家の池田健三郎氏といった、著名講師を招いて各テーマごとに開催されました。

その中で池田健三郎氏は「すべての国民による日本の未来選択セミナー」にて講演をされました。
日本の政治システムを経済面から分かりやすく解説した池田健三郎氏
講演の中で池田健三郎氏は「政治というのは、皆からお金を集めて、それをどうすれば有意義に使えるか話し合って、皆のために使うシステムのこと。マンションで住人が管理費を出し合って、管理組合で住民代表が話し合って使い道を決めるのと一緒。これが、何故か管理人が金の使い道を全て勝手に決めてしまっていたというのが今までの官僚主導の政治。住民が自らの意思で使途を決める政治主導にしなくてはいけない。」と、日本の政治システムを経済的な観点から分かりやすく解説してくださいました。

最終日の22日には新年式典が開催されました。
新年式典でスピーチする公益社団法人日本青年会議所会頭福井正興君
今年の公益社団法人日本青年会議所会頭はサントリーのお茶の「伊右衛門」で有名な、株式会社福寿園副社長でもある社団法人京都青年会議所から出向する福井正興君です。
福井会頭からの、今年一年間の抱負が語られ、新年式典は閉幕となりました。

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